前回の投稿で、ストレスと旅行についてお話ししました。今回は、ストレスと旅行に関しての私の実体験をお話しいたします。

当サイトの管理人である私は、狭心症と共存しています。2012年に発症して以来、薬を毎日飲んでいます。症状としては、胸が圧迫されるような痛みです。

2013年7月、私は、有給休暇を取って比国の秘境パラワン島に旅行5日間滞在しました。

渡航初日、空港に着いてから薬を飲もうとバッグの中を探しましたが、ありません。「あっ、やばい。忘れた・・・」不注意にも、狭心症の薬を忘れてしまったのです。

初日は、首都マニラで一泊。「発作が来たらどうしよう・・・」不安な一夜を過ごしました。

2日目。首都マニラから空路1時間程でパラワン島に到着。空港も非常に小規模で、もう都市の喧噪とは全く雰囲気が違っていて、時間もゆっくり流れているような感じです。タクシーでホテルまで行きチェックイン。部屋に通されると、オーシャンビューで、部屋の間取りが広いこと広いこと!

翌日から、パラワン島の手つかずの美しい雄大な自然を目の当たりします。

透明な海。ホワイトサンドのビーチ。清潔で澄んだ空気。カヌーで行く巨大な洞窟。無数の蛍がイルミネーションのように輝く川辺。島の固有生物。心地良い風に吹かれながら野外で取る食事。珍しいトロピカルフルーツ。快適なホテル。

島での5日間はあっという間に過ぎました。

パラワン島を離れる日、ふと思い出した事。それは、狭心症の発作が全く起きなかった事でした。胸に圧迫感など全く感じませんでした。別の言い方をすれば、自分が狭心症である事も薬を持っていない事も、すっかり忘れていた事でした。

私たちの日常生活は、仕事、人間関係、経済的な問題など、複雑なストレスと隣り合わせです。これは、現代社会では誰しも避けられることではありません。

しかし、短期間であれば、そのような喧噪から逃れる事が可能です。旅行という手段で、自分の生活圏から離れることにより、心身共にリラックスする事ができます。可能な限り普段の生活圏から距離を置き、ゆとりのある旅行計画で、ゆったり快適なリゾートホテルに滞在し、自然に身をゆだねてみることをおススメします。

ストレスの多い日常生活を、ストレスフリーな旅でリセットすれば、また生きるエネルギーが満ち溢れてくるのを感じられます。

美しい自然の中でのストレスフリーな時間が、どれだけ心身の健康に良い影響を与えるか、身をもって体験したサイト管理人のエピソードでした。

余談ですが、この時、一緒に渡航した女性は、後に、私の妻となりました。

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